1999年12月12日
文法
日本の英語教育を批判する声が世の中の主流です。私も、大筋はもっとも、と思います。でも、高校まで純粋に公立で学んだ私としては、文法知識について「必要ない」という意見に対しては、首を傾げます。
文法といえば、大学受験時に「基礎英文法問題精講」という旺文社の黄色い表紙の本を繰り返しやってつぶしたら、何も怖いものはありませんでした。その他、英文法頻出問題演習(駿台文庫)もやりました。「精講」シリーズも、当時はむしろ「標準」の方がメジャーでしたが、基礎だけつぶせば十分だと思います。
「標準」を推奨する合格者の声を多数見ましたが、彼らは本当に、「標準」を本当の意味で理解したのでしょうか? 単に暗記しただけの人もいるのではと思います。「標準」はかなり難しかったと記憶しています。
現在、大人になって文法に苦しんでいる方は上記の参考書は、一度やる価値はあると思います。大人のプライドは捨てましょう。私も、勉強を再開するとき、本棚の奥から引っ張り出して、ざっと読みました。再度解けばよかったんですが、すでにぼろぼろで、やめました。
文法による訳読のくせは悪玉でしょうが、文法自体は最低限必要な知識です。日本語の文法も、小、中学生の時かなり勉強した記憶があります。「日本語だって習わなくても覚えた」、そういう人の声もよく聞きます。しかし、そういう時は、そういう人の使う日本語と教育環境のバックグラウンドをひそかにチェックしたほうがいいでしょう。 2年ほど前、話すときの文法は違うという声を聞き、「話すための英文法」中級編(研究社出版)を通勤途中に読みました。確かに、盲点を押さえてて面白く、かなり難しいパートもありました。しかし、基本的には、学校英語レベルの物を、視点を変えて説明したものだと思います。すべて暗唱して暗記しろ、と書いてあるのですが、ちょっと覚えにくいなあ、と思いました。結局、2回通して解いただけで、暗記はできませんでした。 最近のお気に入りは「日本人の英文法」(研究社出版、T.Dミントン著)です。大変分かりやすく、willとbe going toの使い分けなどについて解説しています。肩のこらない読み物風で、とっつきやすいです。TDミントン先生は、アルクのセミナーで一度お話を聞きましたが、なぜか、日本人に聞きやすい発音の英語を話されてされていました。日本滞在が長いからでしょうか。
ところであるとき、「文法を見直そうかな」と思い、TOEIC対策本、TOEFL対策本の文法部分だけを何冊かつぶしました(「はじめてのTOEFL」「TOEICこれ一冊で860点突破」(アスカ出版)「TOEFL文法大特訓」(アルク)「TOEFL620点」(アスカ出版)など)。この集中ゲリラ作戦は、かなり効果があります。すぐ忘れる主語がEach of someone等の時の動詞の活用とか、話す時はスムーズにすぐ出てきにくい大事な部分を、叩き込むことができました。
投稿者 show : 1999年12月12日 01:52
