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1999年11月23日

リーディング

リーディングは、リスニングの向上、そして語彙増強と同時にスピードが上がっていきました。そして、たくさん読むことが結局は早道です。しかし、反省を込めて言えば、リーディングだけやっていても、バランスが悪くなると思います。

 まず、読まないとすぐ衰えます。日本語の文章ですら、ずっと読まないとスピードと勘が落ちます。学生の時はそれに恐れを覚えて、文庫本を読みあさりました。英文も、少しずつでもいいから読み続けないとすぐ衰えると思います。

 私が愛用しているのは「TIME」「The Economist」「New York Times Weekly Review」です。とりわけタイムは、もう覚えていないほど昔からとっていたのに、まともに読めるようになったのは、この半年ぐらいです。

 内容で言えば、私はエコノミストのほうが好きです。タイムのように、記者が文章に凝って情報誌としては無駄が多いスタイルより、エコノミストのような簡潔なスタイルの方が合っています。ただ、タイムが読めれば、いろんなスタイルの文章に面食らわなくなるのかなあ、ぐらいに思っています。

 日本の英字新聞は、以前は愛用しましたが、私見ですけれど、筆力の点でいえば、現地のものにはかなわないのではないでしょうか。日本の英字新聞は、最終的には単なる情報源として使うのが無難です。

 タイムを読むときは、どんなに語彙が増えても1ページに1、2語は知らない単語が出ても当たり前、ぐらいのつもりで気楽につき合っていけばいいと思います。(私はそんなところまでいってませんが)

 最近、日本人の話す英語で、語彙や文章の組み立てが、英字新聞やニュースのスタイルそのままのような話し方をする人がよくいることに気付きました。こうした方が、学習の中心が英字新聞やテレビの英語ニュースだからでしょうか。

 日本語の新聞を普通の方はどれぐらい熱心に読んでいらっしゃるでしょうか。(私は仕事の関係で、毎日必ず目を通しています)日本語に関しては、話し言葉に触れている時間の方が圧倒的に長く、新聞そのままのしゃべりをしてしまう心配はないでしょう。(新聞のスタイルを知らない人の方が多いかも)。

 しかし、ふだん話言葉の英語をあまり聞かずに、英字新聞ばかり読んでいく勉強をずっと続けたら、どうなるでしょう? これは、会話を積極的に学ぶ前の自分が、ラジオはもちろん聞いていましたが、英字新聞中心の学習で、そうだったと思う(今もそうかも)ので、自省もこめた感想です。

 そうした英語は読めば分かるでしょうし、聞いたとしても理解もできます。一見、とても出来る人のような感じがします(実際、とても出来る人が多い)。しかし、聞いていて大変疲れます(日本語だったらどうか考えてみて下さい)。これが「日本人の英語はかたい」と言われるゆえんの一つなのかもしれないな、と思いました。
 ただし、私が出会った数少ない人々の英語から判断するに、会話から入った人は、逆に欧米の小・中学生レベルと言われるような語彙にも乏しい傾向にあると思います。そういう人は、会話は事足りるので、あまり語彙不足に不自由を感じないのではないでしょうか。

 私たちが漢字を覚えたように、教育の過程でネイティブも語彙を増やす時期があります。(あるはずです) 現地の新聞が、そうした語彙を当たり前として使っているのは、想像に難くありません。

 「英字新聞はお金もないし、ちょっと…」という人へのおすすめは、「これで読めるエコノミストの英語」(金星堂、1600円)や「朝日キーワード英語版」(朝日新聞社、1400円)などです。オンラインで日本の新聞の英語サイトを見るのもよいでしょう。
また、アルクのタイムマラソンは、英検準1級レベルだった大学時代にチャレンジしたときは、難しく感じて歯が立ちませんでした。

投稿者 show : 1999年11月23日 01:54

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