2005年07月06日
英検対策(1次)
英検1級1次対策です。
英検に向けた勉強は、その人のバックグラウンドにより千差万別なので、私と似た状況の人ならひょっとして役に立つかもしれない、という程度の内容です。10代、20代の人にはあまり参考にならないと思いますよ。
やや重複しますが、私が英検を受けよう!と意識したのは99年の5月です。その時のTOEICは900点。準一級はずいぶん前に取ったので、レベル的には準1余裕、1級はしんどい、という感じだったでしょう。とりわけ、語彙力と読解力がインプット不足でした。
まず始めたのが語彙対策です。当時は大阪勤務だったこともあって植田一三氏の語彙教材をやり、PASS単熟語の例文集を見て、暗記を始めました。しかしこのPASS単熟語は誤植と思われるものも多く、信頼できない部分がありました。
春の1級を受ける直前に、植田氏のセミナーに参加しはじめました。ここでは、時事ジャンル別ボキャブラリービルディングと、ノンジャンル別でフレーズで覚える同義語群の演習をやりました。また、映画の聞き取り、イディオムエクササイズ、というメニューもありました。週1回、4時間でした。
さて、春に1点差で落ちて以来、私はハロー通訳アカデミーの1級講座を通信で受けました、すなわち10回の模擬試験です。これは、英文要約と、和文英訳のこつをつかむのに大変役立ちました。語彙は本番より難しく、15問各2点で、私はいつも20点から22点ぐらいしかとれず、最後の10回目など12点しか取れませんでした。それでも本番は30問中25点取れましたので、ハローの結果に一喜一憂する必要はないと思います。合格可能性は、10回中7回合格確実判定でした。2回は睡眠3時間で受けたためリスニングと読解が悲惨で、1回は単にスランプで、しかも自宅でやってる途中に、勧誘の電話やら押し売りやら、邪魔が入ってだめだったのだと思います。所詮模試は模試です。(終わったから言えるんですけど)
読解は、TIMEとThe Economistをたくさん読んだこと、New York Times Weekly Reviewを熱心に読んたことが役に立ちました。おかげで習ったばかりの単語も定着しました。
英検1級を取得して思うことは、春に1点差で落ちて本当によかったということです。ボーダーで受かって満足していたら、英語を「わかる」ことの楽しさを認識することはなかったでしょう。私は今、やっとその入り口に立たせてもらっている程度のところだと思います。ケアレスミスしても受かるぐらいの実力をきちんと身に付けて、初めて1級の実力だ!と自信を持って言えるんだと思います。まず1級の資格が何が何でも欲しいだけだ、という人は別でしょうが。実際、秋の英検でも、読解でケアレスミス1問、多聴をかなりさぼっていたリスニングで調子が悪く、自分としてはかなり失敗をしましたが、点数は合格点より6点高かったです。で、受けた後に「いくつか失敗したけど、受かってるな」と自覚しました。これは、春に受けた直後「うーん、思ったよりできたし、多分運がよければとおるな、でもボーダーだな」という感覚を持ったのと対照的です。で、秋の英検での反省点を、今の自分の弱点強化に生かしています。英検は指標のひとつにすぎないので、目標にしてもよいと思うのですが、目的であってはいけないと感じています。受けた後がより大事だと思います。
私が感じた注意点としては、リスニングは多聴をこころがける。小手先の問題演習ばかりしていると(私のことです)すぐ衰える。単語は発音しながら覚える。でないと、使うときに変なアクセントになりがち。さらに、フレーズで覚える。
会話は、英検とは一見別物だが、並行してやったほうがいい。何のための英語の勉強かわからないし、語彙力(単語もそうだけど特にイディオム)と読解力が高まると、自然に会話の内容もレベルがあがる。読解力が高まると、早口ネイティブにもずいぶん対応できるようになる(つまり理解力があがる)。
それから、勉強仲間を持つ。恥をかくことを恐れない。
互いに切磋琢磨できる仲間がいるというのは大変大きな力だし、たとえ英語と関係のない仕事をしているのであっても、人生の財産です。
英検1級対策(2次)
紆余曲折を経て、2000年最後の英検1級、再受験最後のチャンスででとうとう合格することができました。予想外に苦しめられたのがこの2次試験です。
1回目。完全にたかをくくって、NOVAの講師の前であるテーマにそって2分間で話す訓練だけを数回しました。この時使ったお題は過去問8題のみです。まずイントロ、理由付け2つ、結論という構成だけはできるようになりましたが、結果は2点差で不合格。
いろいろな合格者の人たちに話を聞くと、「それはアーギュメントが弱かったんだ」と言われ、なるほどと納得。しばらく英検を忘れつつ遊んでいました。
その時、同時に作文力の向上に的を絞っていたため、日本の私立高校で客員講師のような立場で英語を教えている、アメリカ人の「国語」(つまり英語)講師を友人に紹介してもらい、毎週3、4本、ハローの2次対策講座で使われていた(時間が合わず受講キャンセルしたので)お題にそって作文をしました。冠詞の使い分け、語法、など文法の細かいチェックを受けながらの作文授業(場所はスターバックスでしたが)は、かなり目からうろこで、これはこれで非常に英語力アップに役立ちました。また、働きながらの学習では、このぐらいが適当でした。しかしこの時、肝心のスピーチ対策を一切行わなかったので、2000年春の本番は何と1点差で惜敗しました。
英検といえども、2次は相対評価で、主観がかなり入るので、運・不運がかなりあります。私の場合、みんなに「面接官が違ってたら、受かってたんじゃない」とも言われました。
そこで、3回目については、受けることすら躊躇し、しばらく英検については忘れていました。読書したり、泳いで見たり。実は同時に転職活動も進めており、正直言って全くといっていいほど英検のことを忘れていました。
そして2000年秋の2次の一ヶ月前、勤務先近くのサイマルに相談しに行くと、「企業研修コース」という形で2次対策のプライベートレッスンをできるとのこと。ちょっと高かったけれど、サイマルの講師を独り占めできるという利点に大きな魅力を感じて、受講しました。
この時、2回目の時書いた20本の英作文をもとに、テープに録音して徹底的にスピーチ練習をしました。自分のスピーチを聞くのは全く恥ずかしくて苦痛でしたが、自分がしゃべるときのくせ、発音のくせがはっきりわかり、かなりためになりました。またアーギュメントについても、講師から適切な言い換えや代案が出され、その的確さに何度もうなりました。質疑応答の訓練も、サイマルの講師がかなり突っ込んで質問してきて、時には真剣な議論に発展することもあり、相当鍛えられました。また、詰まったときの便利表現などをプリントしてくれ、これも大変役に立ちました。
イントロ、理由付け3つ、結論という構成が基本。理由付けは、2つより3つの方がのぞましいと思います。
本番での心構えは、面接官の目をしっかり見ること。ジェスチャーも加える。気持ちとしては、「初対面の人と、あるテーマの時事問題について数分議論しにいく」ぐらいの心持ちで。試験と思わないこと。
服装は、最後の1回はスーツで行きました。私は社会人ですから、そのほうが自分らしくできたように思います。
サイマルは1回2時間全部で8回、12万円払いましたが、その価値はありすぎるほどあったと思います。理想を言えば、こんなお金をかけないで、身近に優秀なネイティブがいれば、言うことないと思いますが。留学することを考えたら、安いものです。
それと、下記は私の合格したときのスピーチです。これも、参考に読んでみてください。面接官は男性二人。日本人は「これでよく面接官できるなあ」と思うほど、英語が下手でした。ネイティブは「リラックスして」「楽しくね」「面白かったよ」と盛んに元気づけてくれるよい人でした。
選んだお題はCauses and effects of juvenile delinquency.最初から教育物で攻める予定だったので、迷わず選択。サイマルでさんざん訓練した内容に、ちょっと味付け。
最初の会話は、1箇所ちょっと緊張してちぐはぐ(「どうやって来たの?」と聞かれてつい、「○○から」と言ってしまった)だったので、少し失敗。
スピーチと質疑応答は以下のとおり。
There is an increasing number of juvenile delinquency.
I think there are following three causes.
First cause is a lack of parenting skills. For example,
parents ask teachers to teach kids how to use chopsticks or how to brush their teeth. It shows parents are losing their parenting skills. Second cause is a lack of public awareness.Past decades ago, there were people who tried to decipline kids in public, but we can't see those people anymore. So, kids lost their authority figure.
Third(なぜかFinalといわなかった)cause is video games. There are a lot of violence including porns.That taught kids violence.
In summary, a lack of public awareness, a lack of parenting skills, and video games are causes of juvenile delinquency. It causes a lot of violence in our society.
Thank you for your kind attention.
Examineer1(Japanese man)So,, What can be done?
SHOW: Well, it is really difficult question,,I think game companies should set up the moral codes for their games.
E1: What age do you think is the minimum punishment age for the crime?
SHOW: It is really controvertial as you may know, but I think it is fifteen.
E2(English native man)I think it is interesting you mentioned video games.There also have a lot of violence in movies and TV programs. What do you think about it?
SHOW: I know there are a lot of violence in movies and television as you said, but they have age cords.so I think video game also should have their age codes.
E2: Which do you think is more responsible for kids' crime, parents or teachers?
SHOW: I think parents have (a lot)more responsibility.
I know there are a lot of problems about that, but I think
parents at present are too much(←位置が不適切だった、、、) losing their responsibility as I said.
Parents should have more responsibility for their own kids!(こぶしを握り締めて訴える).
正直言って満点スピーチではありませんでしたが、一ヶ月前からの対策でここまできたのですからまあ、よしとします。点数はセクション1が文法ミスがたたり5点、セクション2が7点、セクション3が8点、アティチュードが2でした。
また、私が2回目の受験の前に書き溜めて3回目に利用したテーマを以下に挙げておきます。
1 Should individuality be encouraged?
2 Should Japan continue to rely on nuclear energy?
3 What do you hope human beings will accomplish in the 21st century?
4 Should smoking be further restricted in Japan?
5 Problems concerning foreign workers in Japan.
6 The morality of Mass Media.
7 The increasing violence in classroom.
8 The impact of tourism on the environment.
9 Is computer technology depriving us of our privacy?
10 Does education curriclum need to be changed?
11 How to deal with violence in schools
12 The role of adult education for working people
13 Coping with stress
14 Problems of Materialism
15 Do computer harm the development of children?
16 The effectiveness of Japan's criminal justis system
17 Changing value in society
18 Is the foreign media fair in reporting about Japan?
19 Public apathy toward politics
20 The cause of increasing divorce rate
TOEIC/TOEFL勉強法
さて、TOEIC・TOEFLに向けた勉強法です。まずはっきり言って、TOEICは毎日地道に勉強していれば、今600ぐらいでも2年もすれば900点台に上がると思います。ただし、文法は市販の教材で、ミスをつぶして確実な物にしてください。即効性があったのは、「TOEICこれ一冊で860点突破」(明日香出版、植田一三著)「TOEIC文法急所総攻撃」(明日香出版)、などでした。
さらにリスニングの凡ミスをつぶすためにアルクの「TOEICリスニングpartⅢの解法」(partⅣも)がよいと思います。
TOEFLについてですが、私はグラマーを問題演習した以外さしたる対策なしで1999年に2回ほど受け、2回目は睡眠不足でしたが593点(61 61 56)でした。頭が働かなくて、リーディングが最も悪かったのです。睡眠不足は当然ですが大敵です。どうやら日本人はグラマーでスコアの底上げを図る傾向があるようです。しかし、本気で留学を考えている方は、まずリスニングをアップすることを考えたほうがいいと思います。TOEFL予備校では、「手っ取り早くスコアをあげたい」というニーズにこたえるため、グラマーで満点近い点数を狙うことを指導するようですが、このような方法でこれまでハイスコアをあげてきた人は、CBTではきっと悲惨な結果が出るでしょう。英作文のTWEと文法が一緒に採点されるからです。これはいい変更だと思います。TOEFL予備校でも、MBAで日本人留学生が授業についていけずに放校処分になるようなケースが相次いでいるため、近頃はリスニングアップを呼びかけたりしているところもあります。リスニングが、例えば55ぐらいしか取れないようでは、ノートテーキングすらおぼつかないでしょう。理想を言えば、60は欲しいのではないでしょうか。
リスニングの次はライティングです。ただ、ライティングは、たくさん語彙を増やし、たくさん英語を話し(テープやCDでの反復練習だってかまわないんです)、聞いているうちに自然にある程度のレベルに達します。私は対策ゼロでもTWEは4.5でした。あとは、パラグラフの作り方、つなぎ言葉、論点の考え方などを訓練する必要があります。また、CBTのブリテンにライティングのお題がのっていますから、これを十分活用しましょう。ライティングには4つのパターンがあり、ある事柄に対して説明を求めるもの(EX)、同意するかしないか意見を述べるもの(AD)、ある問いに対して、自分だったらどうするか、を問うもの、そしてAはこういう、Bはこういう。あなたはどちらですか、そしてその理由(MA)、という分類です。参考書は、HOW TO PREPARE FOR THE TOEFL ESSAY(BARRON'S)が一押しです。また「TOEICテスト900点TOEFLテスト250点への王道」(杉村太郎著)という本で詳細に紹介されていますので、ぜひ参考にしましょう。モチベーションアップを目的とした、良い本だと思います。
TOEFL対策教材でかつ英語力アップにいいと思うのは、アルクの「TOEFLイディオム大特訓」(優れています。ぜひテープとともにすべて覚えてください)、ITR研究所の通信講座「TOEFL CLINIC」(主に大学生協で扱っているそうです)のグラマー、テイエス企画の「TOEFL徹底リスニング」「明解リーディング」です。またTOEFL TEST必須英単語5000(林功著)もなかなか優れた教材だと思います。ぜひ付属CDでリスニングしながら覚えてください。
以上はまず一般論ですが、TOEFL250以上の方のための特別欄をもうけますので、そこで具体的な教材をたくさん紹介します。
TOEFL CLINICでは、リスニングがやや易しいものの、グラマーでは15回本番形式の問題演習ができ、リーディングではスキャニング、スキミングなどの基本スキルが磨け、かなり実践的でよいと思います。また、アルクのコンパクトな小さい赤い本「TOEFLリーディング基礎講座」も頻出トピックを日本語と英語で要約しており、入門書としてすすめです。 ただし誤植が多いですが、、、。
