2001年07月06日
スピーキングマラソン実践コース
さて、これまでいろいろうまくいった教材の話ばかりしてきましたが、ここで、どうも続かなかった教材の話もいたしましょう。教材をこきおろしているのではなく、なぜ続かなかったか、に焦点を置いています。その「なぜ」の部分がクリアできる人にとっては、最強の教材にもなりうるものたちばかりです。「私だけじゃなかったのね!」と励みにするもよし、「それ、あんたの使い方が悪いんでしょ」と心の中でけなすもよし、みなさんの息抜きにしてください。
アルクの通信教材です。まだ、カセットテープのころに手を出しました。私のレベルはTOEIC830点でした。実は、今、再度挑戦しようと目論んでいますが、なかなか手が出ません。
意気込んで始め、カーステレオでかけっぱなしにして毎日聞いていたのですが、どうも身に入らない。自分で発話する部分が、そのときのレベルではテキストなしではしんどかった。また、カセットだったので、繰り返すのが面倒くさかった。さらに、コンパクトなテキストの中身が、カラーで目にやさしい活字なのだが、字だらけで理屈っぽい。会話の内容は実践的だったと思いますが、私はリピーティングマラソンの方が好きです。スピーキングマラソンは、結局通信添削を1回か2回しか出さずに終わったと思います。通信添削が得意な私にしては、最悪の記録です。ただ、今はCDだそうですので、かなり使いやすいことでしょう。
これは、実は連れ合いにあげてしまいましたが、連れ合いも一冊目がぼろぼろになっているものの、続いている形跡がありません。
2001年07月05日
最新アメリカ口語教本(研究社出版)
英語学習者の中でバイブル的になっている、入門から上級まであるテープまたはCD使用可能の市販教材です。私は初級にチャレンジしました。内容がすばらしく、稀有であるのは認めます。確かに、これが出版された当時に、一世を風靡したのもうなずけます。トレーニングも非常に細かく厳しく設定されています。これを続けられる忍耐力があれば、向かうところ敵なしでしょう。
しかし、とにかく内容が退屈。印刷も装丁も典型的な教科書で堅苦しい。初級の、後ろにとじこまれているイラストには確か、タイプライターが登場していた気がします。骨組みが良ければ内容は時代遅れでもいい、という考えに私は賛成できません。
繰り返しますが、内容は漏れがなく、口頭練習が中心に作ってあり、すばらしいです。ただ、面白くないのです。新しい物好き、楽しいもの好き、しかもやわらかい活字でカラー印刷なのが好きの私には、どうも続かない苦痛の教材でした。あきらめきれず、中級にもチャレンジしましたが、結果は同じでした。
時代は移り変わっています。口頭練習中心の教材も、CDと連動してもっと効果的に、楽しく作っている教材はたくさん出ており、その中には本当に質の高いものもあります(お値段ははりますが)。版を重ねているからといって、その教材が今の時代でベストであるとは限りません。ちょっと意地悪く言うと、自分で判断せずに、昔使った「達人」たちの言葉をうのみにして買う人が世の中に多いから、今でも版を重ねている、という考え方ができなくもありません。内容が本当に濃くていいだけに、イラストなり、装丁なり、レイアウトなりにもう少し遊びがあるように楽しく作ってもらえれば、こんな私でも続くのになあと思うことしきりです。だからこそ、これで英語を身につけられた方というは、きっと真の実力者なのでしょう。心から尊敬しますちなみに、。松本亨先生の英作文問題集全10巻にも、似たような傾向が見られます。4冊買ったものの、5問だけやって投げ出しました。
2001年07月04日
茅ヶ崎方式 時事英語教本応用編(茅ヶ崎出版)
言わずとしれた茅ヶ崎方式です。私は、これのカセットももっています。やはりTOEIC830点の時、「さあ、やるぞ!」と一日1UNITを目指して意気込んで始めたものの、6UNITで挫折しました。やった分は、本当にためになり、7割は身につきました。本は1650円でしたが、まあ許せます。何しろ、1UNIT40問、各問に新単語が1つずつ含まれているものの英文和訳(一文が長い)、その単語と意味を結びつけるWord Test25問、さらに午後11時からラジオでやっているNHKニュースジャパンのヘッドラインをほうふつさせる長さのリスニング・コンプリヘンションと続きます。これ1冊で40UNITあります。一人でやったら、中身は濃すぎて胃にもたれるどころか、胃潰瘍になりそうです。戦略ミスとしては、1UNITを1日で終わらせようとしたことにあると思います。しかし、私はこれ1冊と半年も一年もお付き合いする根気はなく、最低でも3ヶ月で終わらせようと思いました。それがそもそも無理でした。40問中25問から30問まで初見だったら、一日で覚えるなんてことは、勉強だけやっている生活ならともかく、仕事を終えてから取り組む身には拷問以外の何者でもありませんでした。6UNITで本当に見るのもいやになり、投げ出しました。失敗しないコツは、一人でやらないこと、長期戦略で取り組むこと(週一回1UNIT、一年で修了ならベストでしょう)、ではないでしょうか。今見るとここの単語は99%知っています。こうなると、今更取り組む気も起こらないのですが、、何もこの本で苦行しなくても、この本ぐらいの語彙は多読やその他の方法でも習得できる、ということでしょう。(私の語彙習得履歴については、詳しくは、私の「語彙教材」「英検1級1次対策」の項目をご覧下さい)
ちなみに、バイマンスリーの方は、量的にも秀逸だと思います。(こなしきれたためしがありませんが)
2001年07月03日
最新米語会話教本 上級編(旺文社)
初めに誤解のないように言いますが、この教材も誠にすばらしい教材です。しかし、これをお見かけする頻度と、これを使いこなせる人のいる確率がどうも一致しない気がしてなりません。
これは英検1級レベルとあります。本当です。しかも、1級の一次試験レベルのイディオムなどを会話で使いこなせるレベルの人たちが対象です。1級の2次にすれすれで通ったぐらいでは、太刀打ちできないかもしれません。なーんて、ちょっとおどかしちゃいましたが、、、ノリとしては、やさしいビジネス英語の日常会話版といったところでしょうか。
初めてこれを買ったのは、大学生の時です。よく、大枚はたいて、テープとセットで買ったなと思います。それぐらい、この教材の中身は新鮮で、しかも魅力的でした。
しかし甘かった。高望みしすぎました。TOEIC830点だった大学生の時、テープをかけても単語は聞けても意味がわからずちんぷんかんぷんでした。くやしくて、Lesson1だけでも30回は聞いて、繰り返したでしょう。おかげでThat sounds so clinical.、wine and dine 、 Hold your horses、Different strokes for different folks、tie the knot、eager beaver、Keep one’s fingers crossedをそのときに覚えました。今見ても、レッスン1をやりこんだ後がすごく残っています。エクササイズ類もすばらしいです。しかし、TOEIC830点程度のレベルでは、1冊を消化しきれず、レッスン1で消耗して挫折しました。悔しい限りです。
しかし、最近、またぱらぱらとめくり始めています。これと似たノリでしかももっと手のつけやすい教材に実力派の英会話(旺文社)があります。こちらも対象レベル、コンセプトは同じです。そろそろ、これらの教材を再開してみようかと思います。今なら、ン年前よりはずっと効果を上げられると思うからです(ましだ、という程度でしょうが)。自分の会話レベルとよく相談してから、使ってください。なぜこの2つの教材が上級の会話学習者の間で評判にならないのか、私は不思議でなりません。
